お祭りにて
こんばんは、まる猫です。
今夜も眠れないでいます。
僕は子供の頃、結構な老け顔であったと思われます。
老け顔エピソードには事欠きません。
例えば小学校低学年のときにお祭りに行きました。
お祭りの雰囲気は今も昔も大好きです。
屋台から漂う、焦げた焼きそばソースの香り。
万華鏡のように水槽の中をまわるスーパーボール。
少し昔の戦隊物ヒーローが並べられているお面。
食べきったことのない大きなりんご飴。
誰だか解らない絵がプリントされている綿菓子の袋。
自然と微笑んでしまいます。
ところが、それがいけなかったのでしょうか。
僕の笑顔の先にたまたまいた小さな子どもに、「うわ〜ん、おじさんどっか行け〜!」と泣き出されてしまいました。
挙げ句に投石をされる始末。
なぜ泣き出されたのか、そしてなぜ投石をされたのか身に覚えがありませんでした。
もしかして自分は前世で何かとんでもないことをしたのかと思いました。
しかし「自分は年齢よりも上に見られるんだなぁ」とはっきりと感じたことを覚えています。
コンビニにて
また中学校の2年生のときにこんなこともありました。
中学生のときにハマるものは人により千差万別です。
あとになって理由を説明することができないものも多いと思います。
僕の場合は麻雀漫画雑誌でした。
友達の家から帰宅するときにコンビニに寄って、コーヒー牛乳と麻雀漫画雑誌を買うのがささやかな楽しみでした。
購入が終わると、店長さんと思しき方からこう言われます。
「お仕事帰りですか?」
僕が当時好んでブレザータイプの服を来ていたも良くなかったかもしれません。
店長さんは続けます。
「最近どうですか、こっちのほうは?」
そう言って、ゴルフのスイングをします。
いや、仕事をしていてゴルフが趣味な人だと思われている。
流石に「中2です」とも言えず、「最近はまあまあです」と答えるのでした。
僕の顔の現在地
そんな老け顔だった僕ですが、同じように老け顔に悩んでいる人がいたら「安心してほしい」と言いたいです。
老け顔はある年齢を越えると年齢不詳になっていきます。
例えば僕は中学校時代におそらく30歳くらいに見えていたと思います。
ところが実際に30歳を越しても、その年齢付近だと勝手に思われるのです。
老け顔で悩んでいるかたは希望を持ってください。
若い頃に100歳くらいに見えていたのであれば、実際に100歳を越せばベビーフェイスとして扱われる日々が待っているのです。