叱る言葉と愛の言葉
こんばんは、まる猫です。
今夜も眠れないでいます。
どうでもいいことが気になってしまう体質です。
この前、公園のそばを歩いていると、父親らしき人が子供に「コラ!」と言って叱っているのを見ました。
節度のある音量であったので、ハードな状況にはならないだろうと安心しました。
しかし同時にあることが気になりだしてしまうのです。
コラって何?
叱るときや怒りを表すときに用いられる「コラ」のことです。
「これ、ちこうよれ」の「これ」が変化して「コラ」になったという説。
鹿児島県の古い言葉が「コラ」になった説。
色々な説があるとは思うのですが、由来がどうであろうと構いません。
重要なのは、多くの日本人が「コラ」に意味を持たせていないのに、その言葉を用いているという事実です。
ただ怒気を伝えたいのであれば、濁点がついているほうがいいと思います。
ただ相手の注意をひきたいのであれば「コラ」でないほうがいいと思います。
ギャアアアムなんかが最適です。
また最近海外の映画を見ているときに、気になってしまうことがありました。
それは星空の下で男性が女性に対して「愛してる」と言うロマンチックなシーンでした。
そこまでの文脈を知らなかったためかもしれないですが、どうにもその言葉がひっかかります。
「愛してる」という自分の状態を伝えることに何の意味があるのか。
「愛してるから、ずっと一緒にいたい」ならば解るんですよ。
「愛してるから、抱きしめたい」も解ります。
ただ「愛してる」だけでは、「私はあなたを愛している状態にあります」という情報を伝えているだけになります。
そう言われて相手は「了解した」とでも言えばいいのでしょうか?
こういうと何と無粋な人間かと思われるかもしれません。
まる猫はノンロマンチック人間であると思われるかもしれません。
しかしながら僕はノンロマンチック人間ではありません。
僕は恋人に「冷凍庫にアイスあるから取って」と言って、冷凍庫を開けさせ、そこにプレゼントの指輪を用意するようなロマンチック人間です。
単純にこの「愛してる」が気になるのです。
相手に好意を伝えるのであれば、「愛してる」じゃなくても良いのでは思ってしまいます。
ギャアアアムなんかが最適です。
音もジュテームに似てますので。
さて、このギャアアアムですが、知っている方はもちろんご存知だと思います。
そうです、不朽の名作Final Fantasy 4のラスボスを倒したときの断末魔です。
「ギャアア」だけではなく、最後に「アム」が付くことで、愛らしさを表しています。
数十年間気になっております。
ちなみに冷凍庫に入れておいた指輪ですが、恋人にアイスを取っていただいたときに気付かれることがなく、しばらくその場所で眠っておられました。