まる猫の今夜も眠れない

眠れない夜のお供に

【オラの本気を見せてやる!】卒業のことば (採用案)

卒業のことば

代表:この学び舎の門を初めてくぐってから早いもので3年が過ぎようとしています。

3年間色々なことがありました。

1番感謝したいのは僕たち私たちをずっと見守ってくれた大切な家族。

一同:大切な家族。

代表:僕たちが挫けそうになっているときもいつも近くで元気づけてくれました。

そして僕たちに来る日も来る日も素晴らしい授業をしてくれた先生方。

一同:先生方。

代表:ときには優しく、ときには厳しく僕たちを育ててくれました。

それから同じ喜び、同じ苦しみを分かち合ったクラスメートたち。

一同:クラスメートたち。

代表:かけがえなのない人達に囲まれて今があります。

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代表:振り返ると僕たち私たちはいろいろなことを経験してきました。

緊張した入学式。

一同:入学式。

代表:ドキドキしながら入った教室。

一同:教室。

代表:先輩たちの迫力に圧倒させられた新入生歓迎会

一同:新入生歓迎会

代表:僕たちの高校生活はそこから始まりました。

そして僕たちを待っていた検尿。

一同:検尿。

代表:ある種、入試より緊張しました。

段々とクラスにも馴染んできた5月に待っていた定期考査。

一同:定期考査。

代表:高校の勉強の洗礼を受けました。

そして親睦を深めた球技大会。

一同:球技大会。

代表:クラスの団結が一層強くなったと思いました。

そして1回目で提出できなかった生徒のための第2回検尿。

一同:第2回検尿。

代表:この日も持ってくるのを忘れた野尻君が青ざめていたのを今も鮮明に覚えています。

夏の風物詩、水泳大会。

一同:水泳大会。

代表:みんな固唾をのんで水着を忘れてきた野尻くんがどうするかを見つめていました。

学校生活にも慣れてくると、次に待ち受けているのは文化祭。

一同:文化祭。

代表:毎晩遅くまで残ってクラスの企画を作り上げました。

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そして僕たちは2年生になりました。

2年生になると僕たちは部活でも中心的な役割を担うようになりました。

週末部活があるときも料理を作ってくれたり、試合に応援に来てくれた家族。

代表:ありがとう。

僕たち私たちもそんな家族を持てるように頑張ります。

そして待ちに待った修学旅行。

一同:修学旅行。

代表:結局最後まで行き先は教えてもらえなかったけれど、あれはどこに行ったんですか?

一同:移動中はアイマスク着用。

代表:クラスのプライドをかけて戦った体育祭。

一同:体育祭。

代表:借り物競争で選手全員が「検尿の容器」という紙を引いてしまい、野尻君が優勝したことは今も記憶に残っています。

そして白熱した音楽祭。

一同:音楽祭。

代表:野球好きの教頭先生が音楽祭のオープニングで始球式をしたことを僕たちは冷ややかな目で見ていました。

一同:投げた玉も教頭先生もアウトローでした。

代表:そして1番ドキドキしたバレンタイン・デー。

一同:バレンタイン・デー。

代表:高校生がキュンキュンする1日を逆恨みした横嶋先生が2月13日の夜に下駄箱を全て撤去していたことは社会問題になりました。

一同:教室の机も全て引き出しのない長机になっていました。

野尻:体育館の裏も進入禁止になっていました。

代表:野尻君には直接は関わりのないイベントだと思います。

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代表:それから僕たちは3年生になりました。

高校生活を締めくくる年です。

部活を引退したときに泣いてくれた後輩。

一同:後輩。

代表:これからは君たちが部活をまとめていってください。

一同:野尻君を置き土産にしておきます。

代表:卒業後の進路を決める保護者面談。

一同:保護者面談。

代表:3組のカゲル君はアメリカに行って、アメリカの持つ強い経済やリーダーシップを学びたいという希望を先生に提出しました。

ところがカゲル君は「アメリカについて学びたい」と書くべきだったのを、「米について学びたい」と書いてしまったために農業学校に進学が決まりました。

一同:カゲル君の名字は野尻。

代表:そして僕たち私たちはある者は受験勉強に明け暮れ、ある者は就職を選択し、ある者は自分探しの旅をすることに決め、高校生活最後の今この場所に集っています。

僕たち私たちは今日をもって卒業します。

一同:卒業します。

代表:これからも僕たち私たちの頑張りを見ていてください。

一同:よろしくお願いします。

代表:そんな僕たちの卒業のスピーチを今からはじめたいと思います。

一同「ズコーッ」と言って転ぶ。

 

採用の理由

きちんと学校生活に関わりのある内容であり、ボケていない部分も充分あるので緊張と緩和が成立しているから。

ただしボツ案のほうが読んでいて面白いということは否定できない事実である。

 

この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。

 

※ 卒業。