※ この内容は以下の記事の続きです。
maruneko-cannot-sleep.hatenablog.jp
イタリアの代表的料理と言えば?
以下の記事でも触れたが、イタリアへ仕事で行ったことがある。
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イタリアは日本から遠い。
何時間も飛行機に揺られてやっと到着する。
そして空港からさらに電車に揺られると、耐え難い疲労感が襲ってくる。
関西空港からやっとのことでフィレンツェに着いたとき、僕はグッタリしていた。
時計を見れば夜の10時を過ぎていた。
軽く食事を済ませて、いち早く眠りたい気分であったが、ホテルまでの道のりで空いているお店がない。
フィレンツェは夜10時くらいでも割と明るいのだが、日本と違って一晩中空いているお店は簡単には見つからなかった。
勝手に24時間営業のお店があると思っていたので、僕はその状況にかなり焦った。
ホテルから随分離れた場所でやっと見つけたお店はファーストフードのお店で、1つの建物の中で2店舗が並んで営業していた。
1店舗はマクドナルドで、もう1店舗はイタリアではポピュラーだと思しきピザのファーストフード店だった。
日本にいるならばノータイムでマクドナルドを選ぶ僕だが、せっかくイタリアに来ているのだから、まったく知らないお店ではあるけれどもピザを食べようと思った。
メニューは当然イタリア語だ。
イタリア語の勉強はしたことがないが、単語のパーツから判断して注文する。
念のため多めに注文したほうがいいと思い、3人前を買ってホテルにチェックインする。
ホテルの部屋は小さく、ベッドとテレビがあり、強化ガラス的なもので作られたシャワールームがあった。
完全にスケスケだ。
雰囲気が大人すぎる。
イタリア人はこんな剥き出しの状態でシャワーを浴びるのか。
さすが情熱の国だ。
とりあえず移動でかいた汗を流そうとシャワーを浴びる。
当然のごとく、シャワーからお湯が出ないと思ったら、急に熱湯が放射される。
日本以外の国ではだいたいこんな感じだ。
慣れっこなので何食わぬ顔でシャワーを終え、寝巻き代わりのTシャツと短パンに着替える。
さあ、ピザを食べて寝よう。
そう思い、ピザの蓋を開ける。
見た目はふつうの感じだ。
とは言え、注文したものがこれなのかすら解ってはいない。
しかし、一口頬張ると異変に気付く。
何ですか、この葉っぱは?
ベビーリーフ的な葉っぱだと思っていたものが、本物の葉っぱだった。
こんなにも食べられそうなのに、全く食べることができない葉っぱは初めて見た。
僕は料理の中に食べられないものが入っていると一気にテンションが下がるタイプであり、本場イタリアのピザに対する期待が一気に不安に変わった。
何とか気を取り直し、ピザを再び口に運ぶ。
う〜ん、冷めているのもあるのかもしれないけれど、思っていた味とは違う。
これは個人の感想だが、日本のピザのほうが美味い気がした。
僕にはバジルが強すぎたり、ハムの匂いがきつすぎる感じがしたのだ。
まあ、作ってもらってから時間も経っているし、こんなもんだろうと思い、その日は眠りについた。
しかし次の日、ガイドブックを見て現地の人が行くトラットリアに行ってピザを食べたが、大きく感想は変わらなかった。
これはあくまで個人の感想なので証拠もなにもないのだが、本場の料理よりも日本人が日本人用に作った料理のほうが何倍も美味しい場合があると思う。
正直、イタリアで口にしたもので1番美味しかったのは珈琲であった。