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夏空に流れ星 読後レビュー [ネタバレ注意]

「夏空に流れ星」レビュー 

セ・シ・ボン (38歳 男性)

全く話題にならなかったまる猫の純愛物語「夏空に流れ星」を読み終えた。

私はふだんは恋愛ものを全く読まないのだが、とある単純な理由があってこの記事だけは読むことにした。

それは朝に家を出て行って、毎日夕方に公園から帰ってくるお父さんが薦めてくれたからだ。

お父さんは公園のベンチで独りしりとりに飽きると、この記事を読んでいたらしい。

いらすとや (www.irasutoya.com)

そもそもこの「まる猫」なる人物はふだんは恋愛に関わる記事は一切書いていないようだ。

だから文体もぎこちない。

いかにも恋愛ものを書くのに慣れていない人の文章だ。

けれども合間合間に織りなされるしつこいまでの情景描写が気に入って、ついつい読みすすめてしまった。

まず、いじらしいミミコのファンになる。

男のツボを抑えている。

私はルーズソックスに目がないが、紺色のソックスにローファーも大好物だ。

そういう清楚なミミコがどストライクであった。

1つ1つの動作が可愛らしい。

小さく肩を震わせたり、「僕」のことを「キミ」と言ったり、もうミミコに関わる部分しか読んでいない。

内容などどうでもいい。

多分、きっと可愛らしい女の子だと思う。

そしてミミコはローファーを履いている。

もうミミコのローファーのことしか考えられない。

そういうわけでミミコとおそらく全ての場面で履いているローファーのことだけを考えて、駆け抜けるようにこの物語を読み終えた。

結局最後にどうなったかは覚えていないが、ミミコがローファーを履いていることだけは想像できる。

お父さん、あなたは間違っていなかった。

僕はお父さんの子供に産まれて本当に良かった。

こんなローファーに関する物語を紹介してくれたのだから。

 

評価

内容     ☆☆☆☆ 1つ

キャラクター ☆☆☆☆ 1つ

ドキドキ感  ☆☆☆☆ 1つ

文章力    ☆☆☆☆ 1つ

足の描写   ★★★★★ ★5つ

 

総評

読むに値しない内容。

その散々たるクオリティーの低さを形容する言葉がこの世に存在しない。

ただしローファーの描写の部分だけは興奮を覚えた。

 

※ ミミコ好きなあなたへ。

 

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