アントールドストーリー
まる猫が実話をもとに執筆した純愛物語である「夏空に流れ星」であるが、実はフィクションではあるが同時進行で青春学園物語が制作されていたことは関係者のみが知る事実である。
その青春学園物語のタイトルは「学級委員長 繁信」である。
しかしながら「夏空に流れ星」は読者様に配信されたのに、「学級委員長 繁信」はお蔵入りとなった。
この記事では「学級委員長 繁信」がなぜお蔵入りになったのかを検証していきたい。
ちなみに満を持して配信した「夏空に流れ星」が読者様から圧倒的な不支持を得たことに失笑を禁じ得ない。
「学級委員長 繁信」の設定
「学級委員長 繁信」は10話程度を想定して制作が始められた。
「夏空に流れ星」とは異なり、フィクションであるので10話というスケールも問題はないと考えたわけだ。
ストーリーは学級委員長の繁信がクラスで起こるさまざまな問題を解決していくというものである。
クラスは掃除を誰がするかでもめたり、窓をどのくらい開ければいいかで口喧嘩になったり、英語のテストで名前をローマ字で書くべきかで選挙が行われたりする。
繁信はそれらの問題を学級委員長として解決していくという痛快学園物語となっている。
ただし裏設定として繁信は負けたら廃部と校長から言われているクラブに入っていて、猛練習の結果、全国優勝をさせたという経験があることになっている。
しかもそれは1つの部活ではなく、あるクラブを全国優勝させたら退部をして、そのあとに別のクラブを全国優勝させるという偉業を達成したことになっている。
また家庭ではトレーダーとして世界経済を牛耳り、貿易摩擦を減らすためにさまざまな対策をとるスーパー小学生でもある。
そして夏休みなど長期の学校休業期間には世界中でボランティア活動をし、特に自然環境保全に関する運動を行っていることになっている。
しかしながらこれらは裏設定であり、本編にはそのような様子は一切描かれてはいなかった。
筆者のまる猫は「どうしても読者様をひきつけられる魅力的なストーリーが思いつかない」と言い、結局「学級委員長 繁信」は最終話まで書けず、お蔵入りとなってしまった。
スタッフ全員が「メインのストーリーよりも裏設定のほうが内容としては読みたいからでは?」と思っていたのだが、頭をかきむしり芸術家を気取っているまる猫に助言をするのは癪だと思い、何も言わずじまいであった。
しかしながらこれ以外にもお蔵入りとなった原因は考えられる。
次回は原因の1つと考えられる登場キャラクターを検証していきたい。
この記事はフィクションであり、実在する人物・団体とは一切関わりがありません。
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