【やってみようのコーナー】その村の中央にある台座には魔王を倒すことができる勇者のみが引き抜くことができると言われている伝説の剣が刺さっている。歴代の村長は勇者が村を訪れてその剣を抜くことを待ちわびていたが、心身ともに健康であるのに「面倒だから」という理由のみで働くことを20年以上拒絶し続けている村人イワン(41歳)が飲み屋で大酒をくらいさんざん酔っ払った帰りになぜかその剣を抜いてしまう。どうしてもイワンを勇者と認めるわけにはいかない村長は果たして何と言えばいいのか。
ふだんのイワンは心身ともに健康であること幸いに毎日毎日朝から晩まで酒を飲んで皆が嫌がるような卑猥な話をしている。
村人も呆れ返っている状況だ。
そしてアイツは伝説の剣の周りをよくウロチョロしていた。
なので村人は村長にイワンが伝説の剣に近寄れないようにバリケードをはっておいたほうがいいとさんざん進言したのだ。
そしてこの状況になってしまってから「だから言わんこっちゃない」と思っても後の祭りだ。
おあとが宜しいようで。
そんなことはどうでもいい。
あまりのくだらなさゆえに近い将来焚書の憂き目に合う可能性が高いこのブログであるが、淑女と紳士ばかりが好むことでも知られている。
しかしいくら読者様が淑女紳士であっても、現実の世界線にないお題である以上、まずは第1案を提示しないことには記事の方向性がわからないと思われるので、さっそく案1にうつる。
案1
続いて筆記試験です。
聞いてたのと違う。
剣が抜けたら勇者というわけじゃないのか。
急に学科を導入するあたり村長の不退転の決意を感じる。
続いて案2にうつる。
案2
ああ、この剣、「当たり」って書いてないから無効やな。
そもそも村長は何でほんのり関西弁なのか。
寧ろ「当たり」って書いてある伝説の剣を装備することに気が引ける。
かっこ悪かろう。
さっと流して案3にうつる。
案3
勇者の名前は8文字以上で
アルファベットの大文字小文字と算用数字が入ってないと認められないんや。
パスワードか。
どんな名前の勇者だ。
ほんでまた村長がほんのり関西弁なのも気になる。
兎にも角にも案4にうつる。
案4
副賞として村営の卓球場の支配人に永劫に任命する。
旅に出られないだろう。
しかも伝説の剣を抜いた副賞って何だ?
取り敢えず案5にうつろう。
案5
お前が本当に勇者ならわし愛用のマウス・ピースを装備できるはずじゃ。
そんな勇気などほしくない。
常に毒状態になるかもしれない。
それでは本日に最後の発案にうつる。
案6
勇者としての任命式はわしと2人で村はずれの崖で行う。
絶対狙っているだろう。
強硬策がえげつない。
いかがだっただろうか。
もしもあなたがその世界の村長である場合は、上記の発案から1つを選んでいただくのがよいと思われる。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。
※ 伝説の剣。