【やってみようのコーナー】長期連載を続けているベテラン作家の西杜静雄が「最近、私の小説ってどうだね?」と担当編集者にたずねた。その際に西杜に連載中止を決意させた担当編集者の言葉とは何か?
一時は200文字以上あったタイトルが半分ほどの文字数になった。
しかしこれは果たして進化なのか?
それはさておき、憐れみを感じるほどの程度の低さを誇るにも関わらず、聡明な読者様しかおられないことで有名なこのブログであるが、それでも案1を出さないことにはイメージがわかないと思うので早速本題に移る。
案1
つーか、これ書いているの誰でしたっけ。
そりゃ辞めるわ。
というよりも担当編集者の君は眼の前にいる僕を古株の編集者とでも思っているのだろうか?
その古株の編集者と西杜静雄なる人物の批評をしているつもりなのだろうか?
兎にも角にも案2にうつる。
案2
いや〜、帯が一番良かったっす。
そこ、僕が書いてないから。
静雄は心の中で思っただろう。
ここまで出版業に関して無知であるという時点で、この担当編集者は小説というものが好きなのかも怪しくなってくる。
そんなことはさておき、案3にうつる。
案3
ハエ叩きがないときとかすっごい便利ですよ。
ウエポンとして使っとるやないか。
雨の日も風の日も書いた静雄の小説が泣いている。
そしてギターも泣いている。
脱線しそうなので案4にうつる。
案4
う〜ん、難しい文章が多いんで、
読者がわかりやすいように全文に顔文字を足しときました。
情緒とか台無し。
毎文の最後に(^o^)とか付いてるの?
ちょっと静雄本当にショックなんですけど(T_T)。
続いて案5にうつる。
案5
先生がメトロン星人について思うような感想を
僕もこの先生の作品に対して抱いています。
つまり何の感想も抱いていないということか。
ちなみに僕はメトロン星人は可愛くて好きです。
デザインもイカしていると思います。
それでは最後の案にうつる。
案6
毎週先生の作品は袋とじにしてますよ。
まあ溶接してあるんで開かないですけれど。
いや、開かへんのかい!
なぜ雑誌の袋とじを溶接してまで開かないようにするんや!
いかがだっただろうか。
もしも皆様が雑誌の編集者で、ベテランの先生を困らせたいときは上記のいずれかの案を選んでいただくのが最適であると思われる。
ただしこちらとしてはどうなっても責任は取りかねる。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。
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