前口上
男は空腹に気が付いた。
台所へ行き、冷蔵庫を開ける。
食材は何もない。
しかしそんなときにご飯が炊けた音がする。
これ幸いと丼にアツアツご飯を入れ、インスタントの味噌汁を用意する。
さて今日は何のふりかけをかけようか。
混ぜ込み 悪魔めし (浜乙女)
家の外で町内の女性たちが井戸端会議をしている。
今どき珍しい。
楽しそうな笑い声が聞こえると、平和な街で良かったと思えてくる。
ただ男にとってはそんなことはどうでもよかった。
仕事がはかどらない。
ダラダラとした心をリセットしたい。
そのためには食事が1つの手だが、単なる食事ではいけない。
こちらが集中して味わうことに値するものが必要だ。
こんな気分のときは混ぜ込み 悪魔めし (浜乙女)が1番だ。
悪魔のおにぎりと言えば一時期話題になった一品で、ローソンで年間売上が5000万個を超える大ヒットとなった商品である。
男もよく食べていた。
食べ終わってからしばらくして、なぜだかまた食べたくなる不思議なおにぎりだった。
このふりかけは悪魔のおにぎりが作れてしまうという優れものである。
当然ご飯に混ぜ込んでおにぎりにしたほうがいいが、面倒くさがりの男はアツアツご飯にさっとかけて食べていた。
それでも充分に味わい深い。
ご飯の柔らかさに対するあげ玉のクリスピー感があとをひく。
口に含んで最初のインパクトは柔らかいが、少しずつ味が広がっていく。
青じそのフレーバーが味に清涼感を添えていて、あげ玉の油分を一切感じさせない作りになっている。
茶碗に入ったごはんだと混ぜ合わせるのには苦労しない。
ご馳走様でした。
大盛りで食べたかったな。
お弁当にかけていただいた感想
朝、弁当にふりかけてから6時間ほど経って食させていただいた。
・ご飯の水分を吸ってあげ玉が大きくなり、クリスピー感はなくなるが、味がクリアに感じられるようになった。
・お弁当にはふりかけただけで混ぜ込んでいなかったが、それでも充分に美味しかった。
・不思議なことに、お弁当にかけて寝かせたほうが味のインパクトが強くなった。
・現時点では手に入らないとされる悪魔のおにぎりをお弁当で食べられる幸福感と言ったらない。
・オカズが何であってもマッチする味である。
まとめ
混ぜご飯が好きな方、味わいがゆっくりと口に広がるのが好きな方におすすめの一品。
個人的にはふりかけてすぐ食べるよりも、お弁当の中で寝かせたほうが美味しく感じられた。
もう購入できないと考えられているコンビニの悪魔のおにぎりが再現できるというのが狙いとして面白くて素晴らしい。
面倒くさがらずにご飯に混ぜ込んで三角のおにぎりを作れば、お店で出してもおかしくない料理になる。
※ 購入をされる場合はご自身でアレルギー物質を確認してください。
maruneko-cannot-sleep.hatenablog.jp
※ ちなみにこのカテゴリーの記事はサブタイトルが【最高のふりかけを求めて】だったのですが、最高のふりかけはメンタルとフィジカルの状況によって異なるという考えに辿り着き、【おすすめ!美味しいふりかけに魅せられて】に変更させていただいきました。