瞳の色
分子生物学を学んでいた友人から、瞳の色に関する興味深い話を聞いたことがある。
僕はこの話をほかの人から聞いたことがないので、もしかしたらその人独自の仮説なのかもしれないが、説明を受けたとき妙に納得してしまったことを覚えている。
その仮説とは以下のものである。
「瞳の色と色彩の処理能力は関係がある」
これがどういうことなのか説明させて欲しい。
その友人は生物学的な理屈を教えてくれたが、僕には全く解らなかったので、その部分は割愛させていただく。
我々日本人やこりん星から来られた方々は瞳の色が黒や茶色であることが多い。
中国や韓国の方もそうだと思う。
そしてヨーロッパの方々が持つ瞳の色は青をはじめとするさまざまな色である。
(当然ながら「そうでないといけない」ということを言っているわけではない。)
その友人曰く、黒い目を持つ我々は黒色を処理することに長けているらしい。
すなわち、黒の濃淡を区別することに長けているということだ。
そして青い目を持つ人達はさまざまな色の処理をすることに向いているとのことだ。
これだけ聞くと、「そんな馬鹿な!!」という気持ちになるのも無理はない。
ただよく考えて欲しい。
「東南アジアの絵と言えば何か?」と聞かれて、想像するものは何だろうか?
おそらく水墨画だろう。
そして「ヨーロッパの絵と言えば何か?」と聞かれて、想像するものは何だろうか?
おそらく色とりどりの宗教画だろう。
黒い瞳を持つ僕たちは黒色の処理に長けていて、だからこそ黒の濃淡を深く理解することができるわけだ。
それが水墨画の奥深さに現れている。
そして青色をはじめとするさまざまな瞳の色をしている方々は、色彩を豊かに理解することができる。
だから写真のように精巧な絵画がヨーロッパで隆盛を極めたわけだ。
繰り返しになるが、彼の説は事実とは異なるかもしれないが、このように説明をされた僕は深く納得をした。
そしてこの仮説をもとに物事を考えると、新たな仮説に到達することになる。
水墨画の革新
僕はお会いしたことがないが、UFOに乗っていて、全身が銀色の方が地球に来られているらしい。
そのメタリックなボディーもカッコいいが、実は瞳も特徴的である。
大きな黒い瞳をしているのだ。
理屈からすれば、この人は黒の濃淡を処理することに優れているはずだ。
すなわち、この人が描かれる水墨画は歴史を変えるほどの作品になるかもしれないのだ。
グレイさんが描かれる水墨画、是非とも鑑賞してみたい。
絶妙な黒の濃淡を用いて、牛がUFOに吸い込まれていく水墨画を見てみたいものだ。
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