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新型コロナウイルス [罹患の記録]

※ 今回の記事は新型コロナウイルスの罹患の記録です。

全く面白い箇所はありません。

しかし今まで新型コロナウイルスにかかったことがない方に「こんな風に発症する」ということを伝えたくて記事にさせていただきました。

なお、新型コロナウイルスの症状や程度は個人差があるので、あくまでも一例とお考えください。

 

はじめに

新型コロナウイルスが猛威を振るい出して数年が経つ。

自分の周りではかなりの人が感染してきた。

1年間に複数回かかった人もいる。

新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に罹患した人もいる。

そんな中で僕は根拠もなく自分は新型コロナウイルスにかからないのではないかと思っていた。

ここまで身近に新型コロナウイルスが蔓延しているのに自分が感染してきていないところから、勝手に自分には耐性のようなものがあると思っていた。

体力も年齢の割にはあるほうだと過信していた。

その日までは。

いらすとや (www.irasutoya.com)

新型コロナウイルス罹患の記録

その日は車で出かけた。

自然が多い場所を歩きたかったのだ。

都会の喧騒から切り離された場所で新鮮な空気を吸うと、身も心も穏やかになれる。

人が1人もいない道を奥様と歩いた。

そして1時間ほどで散歩を切り上げ、昼食を摂った。

いろいろとモタモタしていたので、食べ終わるまでに1時間半くらいかかってしまった。

家に着くと、まだ夕方であったので、軽くジョギングしたいと思っていた。

そこまでは記憶が残っている。

そこからはみるみる体調が悪くなっていった。

突然ということではない。

段階的に体の機能が低下していくのだ。

頭痛が始まり、悪寒が走る。

真夏にエアコンを入れずとも寒さを感じたほどだ。

実際にその状況で横たわり、起き上がれなくなった。

いや、無理をすれば起き上がることはできたと思うが、踏ん張る気力が湧いてこない。

仰向けになったカエルのように、布団に横たわり、ボーッと天井を眺めた。

洗濯物をたためないなぁと思いながら、眠りにつく。

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しばらくして奥様が夕食を3階まで運んでくれた。

ご飯に味噌汁と、小さな焼き魚だ。

わずかそれだけが食べられないかもしれないと思った。

どんなハードな胃腸風邪でもお肉が食べられる僕にしてみたら凄いことだ。

何とか食べ終わり、奥様に感謝して、お皿をアルコール除菌して部屋の前に置いておく。

そして眠る。

でも体が痛くて2時間も眠れない。

熱で苦しいというよりも、僕の場合は体が痛くて眠れなかった。

腰に絶えず強い鈍痛がする。

「強い鈍痛」という言葉は矛盾しているかもしれないが、かなり的確に症状を表していると思う。

目を覚ますと、眠れるような体勢を探す。

すぐには眠れないので、イヤホンをして、ラジオを聞く。

Podcastで聞ける芸人さんのラジオは本当にありがたい。

実はこのときまでは僕は自分は単なる風邪にかかったと思っていた。

翌日は日曜日で、目が覚めると体調は若干ましになっており、普段通りの生活を送った。

そして昼頃に何の気なしに体温を測る。

40.5℃。

楽になったと思ったのに、それでも40℃もあったのか。

じゃあ、昨日はいったい何℃あったんだろう。

残っている力全てで家中を除菌して、3階の布団まで歩みを進め、倒れるように横になる。

ここからは速かった。

この時点でさすがに自分でも風邪ではないことに気付いていた。

グリグリと頭を押さえつけられているような頭痛が続く。

頭痛で気持ちが悪くなる。

そして繰り返しになるが、熱ではなく腰の痛みに苦しめられた。

眠れる姿勢をずっと探している感じだ。

それでも何とか眠りについて、汗びっしょりで起きる。

38℃代に熱が下がっていた。

それだけで一気に楽になった気がした。

歩けるようになったので、家をさらに除菌した。

翌日の月曜日にクリニックが営業を開始したので、診断を受ける。

サクッと陽性だという診断が出た。

本当の悲劇はここからだった。

それから家族に感染が広がり、同じ日に2度病院に行くことになった。

そして火曜日には全員が新型コロナウイルスに罹患した。

家族が楽しみにしていた夏休みの計画はあえなく中止となった。

 

※ 2023年、僕たちの夏が終わる。

maruneko-cannot-sleep.hatenablog.jp

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