大学院入試前の食生活
こんな僕でも勉強をした時期はある。
大学4年生の夏前から卒業までの時期である。
僕は大学院入試に受かるために日々猛勉強をしていた。
大学院入試の恐ろしさは、落ちた場合いきなり身分を失うということである。
その恐怖たるや凄まじいものがあり、不真面目な僕でさえ机の前にいないと不安になるほどであった。
入試勉強中はバイトができなかったので、親にまたまた甘えさせてもらった。
本当に申し訳なかった。
しかしながら愚か者は所詮愚か者であり、僕のスケジューリングは悲惨を極めた。
週に4日は、「7時間勉強して1時間寝て、7時間勉強して1時間寝る、6時間勉強して1時間で食事と入浴をし1時間寝る」という信じられないようなスケジュールで勉強をしていた。
(残りの3日は大学で授業を受けていたので、勉強量はそこまで多くなかった。)
しかもそれを半年ほど続けたのだ。
これから大学院を受けようとしている人は「そんなに勉強しないといけないのか?」と不安になるかもしれないが、安心してほしい。
僕の場合、完全にそれまで全く勉強をしてこなかったツケが回ってきただけだった。
そんなスケジュールの中で唯一安らげた時間は食事であった。
だいたい作るものは決まっていて、ご飯を3合ほど炊き、具無し調理をした袋麺3袋と一緒に平らげるというものだった。
馬鹿のご飯のお通りだ。
我ながらよく体調を壊さなかったと思う。
よい子の皆様は決して真似してはいけない食生活だ。
この食生活をしているときに、僕は手に入る限りの袋麺を試し、自分なりのベストを見つけていた。
そのときの1位は今も変わらない。
いつ食べても美味しさに感動を覚えるのだ。
僕が地球上で最も美味しいと思う袋麺
前置きが長くなった。
僕が地球上で最も美味しいと思う袋麺は 寿がきや 味噌煮込みうどん である。
多分東海地方の方は同意いただけると思う。
食べたことがない方は是非ご賞味いただきたい。
これが本当にインスタントなのかという程の美味さである。
うどんのコシが凄いのだ。
のどごしが最高に気持ちいい。
「ものを食べている」という実感を感じられる。
また麺の硬さも丁度よい。
「噛む」という行為を自分がしていることを確認できる。
七味の効いた味噌は想像しただけでもうたまらない。
ちなみに僕は味噌が苦手で、ラーメンももっぱら醤油か塩の人だ。
せいぜいいけて醤油味噌だ。
ただ、このうどんは違う。
段違いに美味い。
「30袋も要らないだろう」と思われるかもしれないが、そもそも味噌味が好きな人や味噌煮込みうどんが好きな人はむしろ足らない量だと思われる。
周りに東海地方出身の方、特に愛知県出身の方がいたら話のタネに聞いてみると盛り上がると思う。
寿がきや 味噌煮込みうどん は知る人ぞ知る最高の袋麺である。
関西の方に振る舞ったときも大喜びされた極め付きの一品である。
麺をチュルンと吸い込んだときに感じる程よい硬さと、そこにからみつく味噌の美味さを是非ご賞味いただきたい。
ちなみにそこまでしていった大学院であるが、そこで学んだ知識が今の仕事に活かされるということは今までのところない。
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