ボツになった案とは何であったのか?
プロの芸人さんなら事情が異なるかもしれないが、僕には大喜利の調子の良いときと調子がわるいときがある。
やってみようのコーナーはお題に対してだいたい5つ発案を紹介することが多いのだが、調子のいいときはぴったり5つが出揃う。
逆に調子がわるいときは15ほどの発案をすることが多い。
要するに調子が良ければ良いほど発案数が少なく、記事も短時間ででできるということだ。
ではこの記事はどうであったかというと実際は10くらいの発案をして、そこからましな案を選定することによって出来上がった。
今回は採用案とボツ案を並列して紹介したいと思っている。
案1
やっぱり心の中では「点心」と言っていたら駄目か。
お腹が減っていたんだね。
アキラ殿、そんな状態で戦地に赴いては危険ですぞ。
この発案で読者様は「なるほどこういうことね」と今回の記事の方向性を理解してくださったことだろう。
ボツ案1
やはり家のローンを払い終わったから駄目か。
満たされればモチベーションがなくなるのも無理はない。
いや、アキラはそもそもお金のために戦っていたのか?
※ この発案は抽象的で恣意的な説明が必要なためにボツとなった。
案2
昨日買った変身ウォッチがメイド・イン・知らん国だったからか。
自前のものを使え。
知らない国で知らない人が作った変身ウォッチをいきなり実践で使用するのは止めた方がいいだろう。
所作によってはどちらかの手しか使わないという国もあるのだから。
ボツ案2
変身ベルトの代わりに昆布を巻いていては駄目か。
水中で戦うと出汁が取れるのがチャーミング。
どこ産のものかはとても気になるところだ。
※ この発案は誰でも思いつくのでボツとした。
案3
あっちゃ〜。
清々しい。
シンプル・イズ・ベストとはよく言ったものだ。
この発言から知能が低いが愛すべき人間なのはわかる。
しかしふつうこれは案1で出すべきものではないか?
ボツ案3
昨日食べ放題で肉を食べすぎたからか。
牛や豚からの憎しみが故に変身できないのか?
※ この案はわかりにく過ぎるのでボツとした。
案4
こんなことやめてピクニックに行かないか。
タコさんウインナー作ってね。
そういうことではない。
街は破壊されているし、有毒ゴミ魔王の部下も散々倒したのだろう。
平和を築くのは今からでも遅くないというメッセージなのだろうか?
だとしたら意外と素晴らしい発案かもしれない。
ボツ案4
今思えば俺とお前は実は真の意味で仲間なのかもしれないな。
え、何で何で?ってなる。
取り敢えず理由を聞きたくなるという点では効果的だ。
※ これも誰もが思いつくものなので、少しひねった(時間的な経過をさせた)採用案4を選んだ。
案5
この俺が震えてる?
恐怖で震えてるだと?
馬鹿を言うな、有毒ゴミ魔人!
これは恐怖で震えたわけじゃない。
お前をこれから倒せると思うと武者震いで膀胱がゆるんだだけだ。
出てる。
ボツ案5
今日塾だから一回帰って良いか?
何の?
ほんで何歳?
※ これも誰でも思いつくかなぁと思ってボツとなった。
ボツ案6
養命酒飲んできてないからか。
身体に良いもんね。
僕も愛用しています。
※ 怒られるといけないのでボツとした。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。
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