【やってみようのコーナー】愛する人が泣いている。そばにいたあなたはその人を慰めたい。しかし「止まない雨はない、開けない夜はない」というフレーズではあまりにもありきたりだ。そこであなたは「止まない雨はない、開けない夜はない」のあとにオリジナリティを出したフレーズを足して、その人を慰めようとしたが、敢え無く失敗に終わる。果たして何を足したのか?
大喜利とは難しいものだ。
実はこの次に配信させて頂きたい「やってみようのコーナー」の記事のほうがあとに着手したのに完成が先になってしまった。
しかも所要時間は着想から記事完成まで1時間かかっていない。
それに対してこの記事はかれこれ1週間の時間を費やしている。
熟考したネタとひらめきだけで作ったネタではどちらが面白いかを較べていただけるいい機会になっていると思う。
ここまで厳重な予防線を貼ったのだから、優しい読者様は今回の記事に関しては大目に見てくださることは間違いないだろう。
今回も誰かを傷付けるような発案はしないように務める。
そして「止まない雨はない、開けない夜はない」的な言葉のあとに何かを付け足すという縛りを課すものとする。
それでは案1を見てみたい。
案1
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
君は悪くない。
悪いのが君なんだ。
最後の落とし穴が深すぎるが、初手としてはこれでいいだろう。
毎回初手にクライマックスを持ってきてしまい、全体のバランスが崩れてしまっているのだから。
しかし実は今回も初手にクライマックスを持ってきているとしたら?
そんな不安を隠せないまま、案2にうつる。
案2
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
そして終わらない校長の話もない。
余分だ。
蛇足とはさまにこのことだ。
何と言うか、「ほのぼの路線で行きたくなったのか?」と心配させられる案となっている。
それでは案3にすすもう。
案3
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
そして止まない雨はない。
下手くそか!
どうしてそこでためを作ったんだ?
もしくはきっとこの人はしりとりが弱いタイプだ。
しりとりで自分の言ったことを2回言っちゃうタイプっているよね。
兎にも角にも案4にうつる。
案4
止まない雨のなさと開けない夜のなさと心強さと。
止まない雨のなさと開けない夜のなさと私。
気を取り直して案5にうつる。
案5
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
そして食べられないパンもない。
キッチンに1つありませんか?
あのクイズが根底から覆されることになりますよ?
ボツ案1
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
そして冷めないおでんはない。
ボツ案2
止まない雨はない、開けない夜はない、枯れない涙はない。
そして噛まないグミはない。
ボツ案3
もう雨なんて降らないなんて言わないよ、絶対。
シンプルにボツにして良かった。
いかがだったであろうか。
もしもあなたが同じ状況になった場合、上記のものから適切なものを選んで頂けると幸いである。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。