【やってみようのコーナー】モンスターの魔の手から世界を救うために旅立った勇者パーティー。討伐は順調にいっていたが、勇者は大きな壁にぶち当たる。その壁とは「モンスターと対峙したときに言うかっこいい勇者的な決め台詞がない」というものであった。さまざまな決め台詞を試したが、パーティーの仲間からも救った人々からも不評を買い、終始無言でモンスターを倒すスタイルに落ち着いた。果たして勇者が考えた決め台詞のボツにはどんなものがあったのか?
「あなたのお仕事は何ですか?」と尋ねられれば、僕は「タイトル・マスターです」と答えるだろう。
そんな自称タイトル・マスターの僕は、タイトルの創作にブドウ糖を使いすぎるために、記事の書き出しが全く面白くないという弱点を抱えている。
タイムマシンが出来たら、ひと通りの私欲を満たしたあとで、人類が書き出しを作ろうとするのを妨害をするつもりだ。
そんなことはどうでもいい。
このブログは筆者が年賀状にペンネームを使ったために、送られた友人がいたずらかと思ってその年賀状を廃棄するという事態を引き起こすような人間にも関わらず、読者様は崇高かつ健全な魂を持っていることで知られている。
しかしそんな崇高かつ健全な魂を持っている読者様をしても、案1を読むまでは記事の方向性がわからないと思うので、まずは案を提示することとする。
案1
美しい世界を汚す.........犯人はお前だ!
探偵ものに引っ張られすぎだ。
そもそも君は勇者なので職業がちがうではないか。
しかもボス戦以外のバトルでも言われた日には冒険が円滑に進まない。
続きまして案2にうつります。
案2
お前だけは...たとえこの俺が許しても...この俺が許さん!
いや、情緒が不安になるわ!
もう支離滅裂になるほど怒ってるやん。
毎バトルこれならば勇者ではなくバーサーカーだと思いますけど。
続いて案3にうつる。
案3
いつ倒すの?
◯でしょ。
怒られるわ。
あまり深堀りせずに案4にうつる。
案4
俺がお前を倒したら手術をすると約束してくれたおっさんがいる。
いや、おっさんかい!
「おっさんのために俺は倒されるのか」とモンスターも切ない気持ちになりそうだ。
さくっと流して案5にうつる。
案5
ふっ...お前は四天王の中でも最弱。
いや、駄モンスターですけど?
四天王の相場は四人であって、毎バトルこれをいうと∞天王になってしまいますよ?
それはさておき、案5にうつる。
案6
鬼はそこ〜、返り討ち〜。
語呂はいい。
何これ、舞台は日本なの?
兎にも角にも案7にうつる。
案7
お前を◯人形にしてやろうか。
いや、再び怒られるわ。
いかがだっただろうか。
もしもあなたが勇者となって冒険している場合は上記の決め台詞は避けたほうがよいかもしれない。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。
※ アンティーク・コイン。