冗漫であるにも関わらず価値のない記事をあなたは見たことがあるか
記事のストックがだいぶ出来てきた。
今現在で25ほどの配信していない記事が下書き保存されている。
貯金をする才能はないのに記事を貯める才能には満ち溢れているとは皮肉なことである。
先日など財布の中に90円しかなく、子供に哀しい眼差しをされた。
いい歳をしたおっさんであるのに90円だ。
彼は日本の経済状況が芳しくないことを身をもって学んだのではないだろうか。
それ以来、彼から「あれが欲しい」「これが欲しい」という言葉を聞かなくなった。
まさに空の財布は剣より強しだ。
ケンと言えばケンタウロスであるが、やはりもれなく男性なのだろうか?
言われてみると女性のケンタウロスは見たことがない。
「おいおい、男性のケンタウロスなら見たことがあるのか?」と問われれば、僕は「もしかするとあるかもしれない」と答えるだろう。
ただしあれはかなり酔っていたので、池田のおじさんをケンタウロスと見間違えた可能性は捨てきれない。
池田のおじさんには突然馬のように疾走する修正があるからだ。
やはり馬刺しを愛する初老男性は違う。
馬と言えば、牧場に行ったときに家族が馬に乗りたいと言っていたのを思い出す。
その際も財布の中に数百円しか入っていなかった僕は「馬に悪いから駄目だ」といい、その代わり後日乗馬の逆のことはさせると約束した。
後日僕が家族をプールに連れて行くと、家族から「馬の逆がプールというのはどういう了見なのか」と詰問された。
「陸を駆ける逆は海を泳ぐではないのか?」と言うと、家族たちはそれ以上何も喋らなくなった。
甲斐性のないモヤシのような大黒柱を憐れんでのことかもしれない。
とにかく僕はそこで奇妙な出来事を目撃した。
お父さんと思しき男性が自分の子供のことを呼んでいたのである。
奇妙なのはその名前であった。
彼はおそらく自分の息子のことをチェーン店と呼んでいたのだ。
その男性が幾度かその名前を呼んだので確実にチェーン何たらという名前であることは確かだ。
僕は最初「海外の人かしらん?」と思った。
アジアの国の方ならチェーン君の可能性があると思ったからだ。
息子と思しき少年と合流した男性はガッツリと流暢な日本語で話されていた。
したがってアジアのお名前でもないことは立証された。
迷宮入りだ。
もしかしてチェーンTとかそういうアーティスト的な名前なのだろうか。
そう言われてみたらショーンなんたらとか言う人もいただろう。
そして結局チェーン店の真の名前が何であるかわからないままだった。
そして僕の水着は大切な部分だけ穴が空いていた。
※ チェーン・ソーという可能性。