御免遊ばせ
皆様、ご機嫌はいかがですか。
フォレスト桜子です。
今日も世の中にあるくだらない記事にビシバシコメントしていくわよ。
コメント対象はまる猫さんが書かれた「如何ともし難い3時間」という記事ですことよ。
まる猫さんのことはかなり前から存じ上げております。
まる猫さんの記事は音を感じさせるものが多いですね。
どの記事にも独特の音が響いている感じがします。
まぁまる猫さんの場合、当然音のあとに「イレ」がつきますけれど。
それでは御免遊ばせ。
走る走る俺
平日の休みほど有り難いものはない。
そう、幸運なことに木曜日にお休みをいただけたのだ。
その前の週に家庭サービスはしっかりと行っていたので、5時間は自由にしてよいと奥様から許可が出た。
兎に角嬉しい。
さて何をする?
財布を除くとそこには力なく1000円札が1枚と硬貨が数枚入っているだけだった。
お昼は作ってもらえないから、これで食事を摂らないといけない。
そうなると、買い物も喫茶店に行くこともできないわけだ。
結局ジョギングとなる。
切ない。
前向きに走るわけではなく、走ることしか選べないから走るわけだ。
これ以上のメロスがあろうか。
桜子からあなたへ
違います。
メロスを舐めないでください。
まる猫さんは友のために走っているのではなく中性脂肪を減らすために走っているだけですことよ。
しかもお医者様から「走ることよりも食事療法のほうが望ましい」と言われたにもかかわらず、夕食後に奥様に隠れてチョコレートパンを食べているからですわ。
それでも「何か面白いことがしたい」という本能が残っている僕はいつもよりも遥かに長い時間走ることを決めた。
「走り屋と人から呼ばれるほど走ってやる。」
そう誓った走り始めて数十分すると電柱に謎の文字が書かれていた。
昇柱禁止
桜子からあなたへ
走り屋という意味を履き違えています。
ジョギングをする人を走り屋とは言いませんことよ。
それでも「昇柱禁止」は気になりますわね。
何なのかしら?
昇柱禁止は初めて見るフレーズだ。
昇柱の読みは「しょうちゅう」で良いのだろうか?
おそらく「ちょうしゅう」ではないだろうし。
僕はしばらく理解できないまま走っていたのだが、単純に「電柱に昇ることを禁止する」という意味だと悟った。
電柱に昇る人なんているのだろうか?
危ないだけだろう。
「昇柱禁止」の意義を疑いながら走っていると、「未来に羽ばたけ!」というようなフレーズが書かれて踊っている男の人が映っているポスターが貼られていた。
そしてその男の人の鼻の穴の部分には山程の画鋲が刺さっていた。
そのとき僕は確信したのだ。
このあたりには電柱に昇る奴がいると。
その日は3時間で20キロくらい走りましたとさ。
みたらしみたらし。
桜子からあなたへ
いや、何をどういうつもりでしているのか解りませんわ!
もしかしてめでたしめでたしをみたらしみたらしと言っているのかしら?
あと山程の画鋲が鼻の穴の部分に刺さっていてどうしてそんな結論になるのかしら?
だから奥様から「あくびが猫のそれよりも臭い」と言われるのですことよ。
いかがでしたか?
これからも桜子、くだらない記事にビシバシとコメントさせていただくわよ。
それでは皆様、御免遊ばせ。
フォレスト桜子は架空のキャラクターであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。