前口上
男は空腹に気が付いた。
台所へ行き、冷蔵庫を開ける。
食材は何もない。
しかしそんなときにご飯が炊けた音がする。
これ幸いと丼にアツアツご飯を入れ、インスタントの味噌汁を用意する。
さて今日は何のふりかけをかけようか。
しそわかめ (井上商店)
ふつうの一日がとてもありがたいと感じられるときがある。
周りの人が昨日と同じように笑顔でいてくれることがたまらなく嬉しい。
歩いたり、話したり、考え込んだりという日常の所作をすることすら、ありがたく思えるときがある。
こういうときは得てして五感が冴えている。
特に味覚が研ぎ澄まされていることが多い。
自分の味覚が優れているときにはシンプルながら計算されつくされた一品を欲してしまう。
そんな気分のときはしそわかめ (井上商店)が1番だ。
- 価格: 743 円
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アツアツご飯にかけるとしその香りだけがふわっと立ち上る。
袋の裏に「本品はやわらかく仕上げしてあるのが特徴です」とあるように、わかめがとても柔らかい。
それでいて歯ごたえはしっかりとあるので、噛んでいるという実感もしっかりとある。
アツアツご飯にかけると、まずご飯の温度が伝わったあとでわかめの濃い味が顔を出す。
原材料もシンプルでわかめ、砂糖、かつお風味調味料、ごまがメイン。
しかし迷宮のような味の深さを感じさせる。
「少し辛いかな?」という味付けが食欲に火をつける。
その辛めの味付けはご飯の甘みですぐに中和される。
完璧な計算がなされている。
つまりこのふりかけはご飯に合うということなのだ。
ご馳走様でした。
皿に残る1かけらがもったいない。
かきこむように食べ終えてしまった。
お弁当にかけていただいた感想
朝、弁当にふりかけてから6時間ほど経って食させていただいた。
・弁当に入れても味の劣化がまるでない。
・これ以上何をしたらいいか解らないほど高い完成度を誇っている。
・ほんの少し強い塩味のあとでしその香りがさざ波のように口内に広がっていく。
・最後にごまの味が舌先に伝わる。
・柔らかいが確かな歯ごたえがあるわかめの美味しさに脱帽する。
・ごまが絶妙な味のつなぎになっている。
・清涼感のある仕上がりに大満足。
・どんなオカズとも相性が良い。
まとめ
シンプルながら完成された美味しさを楽しめる極上の一品。
辛めの味付けがご飯の甘さで中和されることを計算して作られている。
アツアツご飯にかけても弁当に入れてもパフォーマンスが下がらない。
わかめの美味しさを堪能することができる優れもの。
※ 購入をされる場合はご自身でアレルギー物質を確認してください。
maruneko-cannot-sleep.hatenablog.jp
※ ちなみにこのカテゴリーの記事はサブタイトルは【最高のふりかけを求めて】だったのですが、最高のふりかけはメンタルとフィジカルの状況によって異なるという考えに辿り着き、【おすすめ!美味しいふりかけに魅せられて】に変更させていただいきました。