炭水化物ダイエットと獣と私 〜炭水化物制限〜
まずタイトルに問題が2つあることを謝罪したい。
「2つもか?」と思われる読者様もおられると思うが、1つは僕のせいではないものなのでお許しいただきたい。
1つ目は広く浸透している炭水化物ダイエットという言葉であるが、炭水化物を摂取しないのに炭水化物ダイエットというのは変だということだ。
例えば、有酸素運動ダイエットは有酸素運動をして痩せるということを目的としている。
例えば、置き換えダイエットは食事をカロリーの低いものに置き換えることで体重を減らすものだ。
その流れで言えば炭水化物ダイエットは炭水化物を摂って体重を落とそうというものになるはずだが、僕は炭水化物をほとんど摂らないという方法を実践している者だ。
おそらく炭水化物制限ダイエットというもう1つ言い回しのほうがしっくりくる形容の仕方かもしれない。
しかし既にブログを書き出してしまったので、この記事ではこのまま行きたいと思う。
過去を振り返っても詮無いことではないか。
次なる問題は僕がしているのはダイエットではないということである。
僕は獣になるために炭水化物を摂っていないのだ。
奥さまは「太ってきたから痩せるんだろう、訳の解らない言い訳はやめろ」と唾棄すべき存在のように僕をなじるが、それは違う。
僕が目指すのは痩せることではなく獣になることなのだ。
僕はサバンナをゆらりゆらりと歩く黒豹のような人間になるために炭水化物を抜いているのだ。
ちなみに職場でこの理由を表明したところ、いつにもまして僕の周りにドーナツ化現象が起きたことは言うまでもない。
一部の同僚からは「変なクスリに手を出したのではないか?」と疑われる始末である。
いったいなぜ僕のこの動機が理解されないのか皆目見当もつかない。
皆は黒豹になろうと思わないのだろうか?
いずれにしても僕は体重を落とすということが目的ではないのでダイエットではないわけだ。
しかし、この黒豹化計画において一番の障壁となったことは僕が三度の飯より炭水化物が好きという事実であった。
例えばラーメンにライスは炭水化物&炭水化物だから駄目だという人がいるが、僕はその駄目な理由が解らない人間であった。
昔僕が住んでいた街には炒飯にライスが付く店があり、知り合いはそのメニューを「ナンセンスだ」と言っていたが、正直言ってその人物が何を言っているのか理解できなかった。
ただ黒豹になるためには致し方ないことだ。
こうして僕の黒豹化計画は始まったのだった。
※ 必読。
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