クレイジー・ポエム2の狙いが解らないという方へ
「まる猫の今夜も眠れない」製作委員会に「クレイジー・ポエム2の意味が全く解らない」という声が多く寄せられました。
「わざわざPCで見てもスマートフォンで見ても文章の区切れが同じになるように書かれているわけだから何かの狙いがあるはずだ、でもそれが解らない。」
読者様が理解をできなければどんな狙いがあろうとそれは製作委員会側の自己満足です。
苦渋の決断ではあったのですが、読者様に喜んでいいただける記事を提供したいと常に考えている我々は今回も解説をさせていただこうという結論に至りました。
まずはクレイジー・ポエム2の第1節を再掲させていただきます。
はにかんだ君が僕の傘の中にいた。
なつかしい歌を君は口ずさんでいた。
下戸のくせにあんなにお酒を飲むからだよ。
ガードレールに腰掛けて君は夜に歌う。
でてるよ、と君は囁いた。
手で触れると壊れてしまいそうな君。
いつでもそばにいたい。
まばたきするのも忘れて君を見つめていた。
すきだと言って抱きしめた。
ヒントは前回と同様に縦に読むことです。
もうお解りですね。
はにかんだ君が僕の傘の中にいた。
なつかしい歌を君は口ずさんでいた。
下戸のくせにあんなにお酒を飲むからだよ。
ガードレールに腰掛けて君は夜に歌う。
でてるよ、と君は囁いた。
手で触れると壊れてしまいそうな君。
いつでもそばにいたい。
まばたきするのも忘れて君を見つめていた。
すきだと言って抱きしめた。
そうです、第1節にはバルが隠れているのです。
はめをはずした後、君は眠いと訴えた。
なで肩の僕の首に手を回した。
げほげほと咳き込んだ僕に君はおぶさった。
がんばってね、と君は言う。
でてますけどね、と君は耳元で言う。
手を君の太ももの下に通す。
いつまで経っても君が好きだ。
真夜中の街を君をおんぶしながら歩く。
すぅすぅと肩の後ろから寝息が聞こえる。
第2節では見事ほんを見つけることができました。
はれた日に公園で君と会った。
なびく君の髪を眺めていた。
ゲートボールがそこでは行われていた。
ガーベラが揺れている。
でてることに気付いてね、と君は言う。
手をつないだら怒るかな?
意を決して君と手をつなぐ。
まずすることがあるでしょ、って君は言う。
するりと僕の手は解かれた。
第3節ではベルを見つけることができました。
はじめてのドライブデート。
なのに君は浮かない顔をしていた。
ゲームのアプリに心を奪われていた。
ガトーショコラの美味しい喫茶店に行く。
でてるんだってば、って君はむくれた。
手を強引につないだことを怒ってるのかな?
いつか許してもらえるかな?
まつげが長くて可愛いな。
ススキの花言葉は「心が通じる」らしい。
第4節ではムールが見つかりました。
はかない恋の終わり方。
なぜだか君は僕のもとを去って行った。
げんきでね、って言いながら。
がっつりずっと出てたから、と言い残して。
でてたって何のことだろう?
てには君をおんぶした感触が残っている。
いまでもまだ好きなのに。
また僕の心は凍えて何も感じなくなる。
すこしも鼻は寒くないのに。
第5節ではラウを見つけることができました。
第1節から並べるとバル・ほん・ベル・ムール・ラウが得られます。
そう、この5つの共通点はお酒を飲んだりする場所だったり、文字がたくさん書いてあるものだったり、鳴らすものだったり、貝だったり、アンディだったりのいずれかというわけです。
以上でクレイジー・ポエム2の解説を終わりたいと思います。
今後とも当ブログ「まる猫の今夜も眠れない」を何卒よろしくお願いします。
※ ベルにも色々ありますね。
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