日本で外国語を学ぶときに一番大切なこと
こんばんは、まる猫です。
今日は「日本で外国語を学ぶときに一番大切なこと」について語りたいと思っています。
僕は幸運にも教育系参考書の出版のお手伝いをさせてもらい、お金をいただいております。
主に英語に関する内容を扱っており、一応この分野を専門としていると言えるかなと思います。
(ちなみに僕自身の英語はそこまで上手ではないですが、英国人の仕事仲間と英語で談笑したり冗談を言ったりするくらいはできる感じです。)
では順を追って説明していきたいと思います。
外国語を学ぶために留学は不可欠なのか？
例えばアメリカに留学すれば必ず英語が話せるようになるでしょうか？
「本場の英語に触れられるから、話せるようになるに決まっている！」
「英語漬けになるから、話せるようになるはずだ！」
色々な考えがあると思います。
確かに留学をすれば、その土地で話されている言語をマスターしやすくなるのは事実だと思います。
でも現実問題として、留学ってかなりハードルが高いと思います。
仕事をしている人は「来月から留学してみよう」なんて簡単には言えないし、学校にいっている人は学業だとか部活だとかどうするのかという問題に直面するし、時間的余裕がある人もどこで何をするかそもそもわからないと思います。
僕は、留学はその土地で話されている言語を学ぶ手っ取り早い方法だとは思いますが、そうすることが言語を学ぶのに不可欠であるとは思っていません。
僕自身も学生時代にアメリカへの留学経験があります。
今はどうかわかりませんが、当時のアメリカは地域によって日本人が多いところと少ないところがはっきりしていて、僕が住んでいた場所には日本人がほとんどいませんでした。
周りに言葉が通じる人がおらず、インターネットもそれほど普及していない時代だったので、自分が英語を話せないことには学校のカフェテリアで注文すらできない状況でした。
本当に苦しくて、毎晩泣いていましたが、その環境はとても貴重だったと思います。
対して、日本人が多い地域に住んでいた人たちの中には、いつも日本人同士で一緒にいて、日本語で会話をし、英語が上達せず帰国した人も多いと聞いています。
だから留学をしても、英語を話さなくてもいい環境にいると、上達する速度は遅くなるわけです。
このことから、外国語を学ぶのに重要なのは、留学するかしないかではなく、その言葉を話せないと生きていけない環境が大切だということがわかります。
人間は自分の生命を維持するための行為は自然に行います。
言語が使えることで生命維持が容易になるならば、自然とその努力をするようになるわけです。
ただ「外国語を話さなければ生きていけない状況に身を置けばいい」と言っても、海外ならいざしらず、現実問題として日本でそうすることはかなり難しいことも事実です。
ではどうずれば良いのか？
人間は生命維持に関わる行為は自然とするものです。
日本語をしゃべるようになったのはなぜでしょうか？
それは言わずもがな、自分の生命を維持しやすくするためです。
英語をしゃべれないと自分の生命を維持しにくくなるならば、人間はそれを習得しようとするわけです。
でも日本で生きていて、英語をしゃべらないと自分の生命を維持しにくいという状況は今の所ありません。
ではどうすれば良いのでしょうか？
答えは簡単です。
生命維持の次に強い感情と結びつけてしまえばいいのです。
その感情とは好奇心です。
つまり英語学習と好奇心をリンクさせてしまえばいいのです。
ここで言う好奇心とは英語に対しての好奇心ではありません。
人間一人一人が持っている興味・関心のことです。
意外と当たり前の方法なのですが、実はあるにはあります。
実際に僕が英語を学習した方法です。
「お前はアメリカにいたから英語が使えるようになったんだろう」と思われる方がいるかもしれません。
確かに英語を話せないと立ち行かなくなるという環境はとても価値がありました。
しかし環境は動機付けにはなりますが、方法とは別になります。
そしてその方法は日本にいてもできる方法だと思っています。
それは僕が編み出したメソッドではなく、留学して言語に困った経験がある人なら、誰でもしていることだと思います。
次の機会にその具体的な方法をお話したいと思います。
