まる猫の今夜も眠れない

眠れない夜のお供に

フォレスト桜子の御免遊ばせ (気になって仕方がない)

御免遊ばせ

皆様、ご機嫌はいかがですか。

フォレスト桜子です。

今日も世の中にあるくだらない記事にビシバシコメントしていくわよ。

コメント対象はまる猫さんが書かれた「気になって仕方がない」という記事ですことよ。

まる猫さんのことはかなり前から存じ上げております。

まる猫さんはいたって顆粒のような方です。

顆粒はお子様などの錠剤を飲み込むことが難しいかたにも優しい形状になっております。

まさにどなたにも読みやすい記事を書かれているまる猫さんにぴったりの表現ですね。

あ、すいません、漢字が違いました。

「顆粒」ではなく「下流」でしたわ。

それでは御免遊ばせ。

 

気になって仕方がない

用があって総務に出かけた。

上司から会議室の鍵をもらってくるよう頼まれたのだ。

作業場から総務がある事務室までは直線距離で20メートルほどである。

僕は時間さえあれば10キロ以上走りたい人間であるのだが、この20メートルは逆にちょっと億劫な距離だ。

時空が歪まないかなぁ〜。

桜子からあなたへ

歪みません。

ワープをされようとしているのかしら?

普段そんなことを思いながら歩いておられるとは何と嘆かわしいことでしょう。

桜子、今まる猫さんを明確に見下しております。

いらすとや (www.irasutoya.com)

トボトボと歩いていき、ようやっと事務室に辿り着いた。

そして扉を開けると時間が悪かったのか、事務員さんたちは2人しかいなかった。

いつもは10人以上いるのだが、お昼時だったので食事に出かけたのかもしれない。

僕は作業をされていた事務員さんの1人の方を向いた。

その方は腰が低く、なにかあると丁寧な言葉で説明をしてくれる感じのよい方だった。

極稀に世間話もしたりする間柄だ。

僕は「すいません、鍵をお借りしたいのですが」と言う。

その方から「どこの?」という返事が返ってくる。

僕は「会議室です」と答えた。

その方は「今は管轄の人がいないから無理だわ」と言い、作業に戻られた。

...いや、全く丁寧な言葉遣いじゃない。

あれ、あの人確か年下じゃなかったっけ?

そんなことよりこれまでずっと敬語で話していたはずなのに、なぜいきなりタメ口を聞かれているのだろう。

しかもこちらは敬語で話している。

僕は諦めて作業場に戻るのだが、あの突然のタメ口が気になって仕方がない。

「もしかして僕と親密になりたいから口調を変えたのかな」と思おうとしたが、最後にあの人と話したのは数ヶ月前だ。

互いに心の距離が縮まる要素がない。

「急に見下されるようになったのか?」と思ったが、見下されるにも何ヶ月も接していない。

「何か気に障ることをしてしまったのだろうか?」とも思ったが、繰り返すがあの人とは接していないのだ。

作業場で上司が僕に「鍵はどうした?」と言っていたが、もう鍵のことなどどうでもいい。

見かねた上司が自分で鍵を取りに行ったが、管轄の者がいないので結局借りられなかったようだ。

僕は考えに考えた挙げ句、自分なりにこう考えた。

その日僕は普段あげている髪を下ろしていた。

だからきっとあの人は僕だと気付かずに、若い社員と勘違いしたのだろう。

髪をあげている僕と髪を下ろしている僕はウィンナーとソーセージくらい違って見えるはずだから。

桜子からあなたへ

ウィンナーとソーセージって見た目は一緒じゃありませんこと?

多分まる猫のことを突然見下すようになったというのが事実だと思いますわよ。

おそらく豪快に鼻毛を抜いていたところなどを目撃されたのではないかしら?

 

いかがでしたか?

これからも桜子、くだらない記事にビシバシとコメントさせていただくわよ。

それでは皆様、御免遊ばせ。

 

フォレスト桜子は架空のキャラクターであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。