恥の多いブログを書いてきました
これまでに【お蔵入り記事を考える】と銘打って、配信しようかどうか迷うクオリティーの記事を公開してきたことがある。
【お蔵入り記事を考える】という小狡い副題が「面白くなくても仕方ありませんよ」という自己保身的な言い訳となっているわけだが、それでも心の何処かで「とは言え勝算がないわけではない」という考えも持っていたわけだ。
全くもって見苦しい。
読者様に本当の自分を曝け出せないなんて許されないことだ。
だから今回は僕のすべてを曝け出し「完成すらしなかった記事」を紹介したいと思っている。
おそらく読者様は「そんなに曝け出すな」とお思いだろうが、もう僕の思いは止まらない。
出張をしてホテルに泊まったときのことである。
そのホテルは初めから何だか少しだけ嫌な感じがしていた。
そしてそれは誰もが寝静まった夜更けの出来事だった。
僕はパソコンをホテルのWi-Fiにつなぎブログの記事を書いていた。
眼の前にはテレビがある。
そして電源のついていない真っ黒の画面には僕の姿がぼんやり映っていた。
「何だか怖いなぁ。」
そう思った刹那、僕以外に誰もいない部屋で不思議な音がする。
恐怖で身体が一気に強張る。
そして恐る恐るうしろを振り返るが、そこには静寂が広がっている。
自分の中で不安の種が芽吹く。
それを頭から捨て去ろうとブログの記事に集中する。
けれどもまた奇妙な音がする。
僕は震えながらも耳を澄ます。
その音は「HEY!YO!HEY!YO!」と聞こえたのだった。
これは無理だ。
僕はそう思って、それ以上この記事を書くことをやめた。
これでは読者様が解らなさ過ぎる。
そう、この未完の記事のタイトルは「ラップ現象」であった。
ちなみに上記の記事はすべてがフィクションであるから余計にたちが悪い。
未完の大器2
僕はいま燃えたぎっている。
少しでも面白い記事を読者様に届けたいという気持ちでみなぎっているのだ。
だから僕は文章を書く力を高めるためにいつもと違う状況でこの記事を書いているのだ。
聡明な読者様ならもうお解りだろう。
ああ、こりゃ駄目だ、絶対面白くならんわ。
僕はこの時点でパタンとパソコンを閉じたのだった。
勝算が全く見えない。
このあとに書こうとしていたことは「大ブロガー養成ギプスをはめて記事を書いている」というものだった。
そこで止めた僕のファイン・プレーだと褒めて頂きたい。
ちなみに上記の記事もすべてがフィクションであるから余計にたちが悪い。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。
※ ギプス・カバー。
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