まる猫の今夜も眠れない

眠れない夜のお供に

読者様の言いたいことは記事の最後で

気になるアイツ

最近、ジョギングの距離が伸びている。

ジョギングの距離が伸びれば、ジョギングの時間も伸びる。

僕にとって言えば、ジョギングの時間が伸びれば、ラジオを聞いている時間も長くなることにつながる。

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ラジオを聞きながら走っていて、気になる単語に出くわした。

「効果には個人差があります。」

この言葉を聞いた瞬間、憤懣やる方ない気持ちになった。

ちなみに「憤懣やる方ない」という言葉がどういう意味なのかはよく知らない。

心の狭い僕は「効果には個人差があります」と添えられると、「効果がなくても文句を言ってはいけません」と言われている気持ちになる。

「まぁでもこの断りを入れておかないと商品を売ってはいけない世の中なんだろうな」と企業様の苦労に同情しながら僕は走り続けた。

 

実は本当に気になる言葉は別にある。

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ばら寿司というものをご存知だろうか?

僕はずっとばら寿司薔薇寿司だと思っていた。

器に刺し身を薔薇の花弁のように敷き詰めたものを幼少期にテレビで見たのだろう。

そこからばら寿司は薔薇の花弁のように具材が敷き詰められている寿司だという認識が始まったに違いない。

薔薇は漢字で書くのは難しいからひらがなで「ばら」と書いたと推察した。

ところがこれは大きな間違いらしい。

ばら寿司は酢飯の上に具材をバラバラに散らすことに由来しているらしい。

薔薇に由来しているのではないのだ。

僕は憤懣やる方ない気持ちになった。

ちなみに「憤懣やる方ない」という言葉がどういう意味なのかはよく知らない。

ならばバラバラ寿司とすべきではないだろうか?

よく考えていただきたい。

平仮名表記の「ばら」だろうが、片仮名表記の「バラ」だろうが、「薔薇」と混同してしまうではないか。

これは理解を阻害するという点で言葉として経済的ではない。

別の観点のお話をする。

バラバラはおそらく畳語だ。

ばら寿司はそのバラバラをバラと短くしている。

例えば別の畳語である「コロコロ」のケースで考えてみよう。

「坂をコロコロ転がる」を「坂をコロ転がる」してしまうとまるで犬が転がっているような気がしてしまうではないか。

「ソロソロ」でもいい。

「義男はソロソロ進む」を「義男はソロ進む」にしてしまうと義男のソロ・プロジェクトが進んでいるような気がしてしまう。

上記の理由よりやはりばら寿司バラバラ寿司としないといけないのではないかと思う昼下がりであった。

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読者様の言いたいこと

「この人はいったい何を言っているのか?」

 

この記事が面白いと感じるかどうかには個人差があります。

 

※ 美味しいばら寿司でございます。