まる猫の今夜も眠れない

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汚い心をした大人が昔話を読み直す1

初めに

昔話は大好きだ。

幼い頃は毎晩おばあちゃんとおじいちゃんに昔話を読んでもらった。

お話が進む度に心がワクワクした。

同じ話であっても、内容を知っていても、寝る前のその時間が待ち遠しかった。

そんな僕も今はもう汚い心をした大人だ。

今、昔話を読んだら、どんな風に感じるのか試すために、本を読み、感想を記してみた。

そして僕と同じ感想をあなたが持ってしまったら、あなたも僕のお仲間である。

 

「金の斧と銀の斧」のあらすじ

正直な木こりが森で気を切っていると、手が滑って自分の斧を池に落としてしまいました。

すると池の中から神様が現れて、「お前が落としたのはこの金の斧か?」と尋ねました。

木こりは正直に「そんな立派な斧ではありません」と答えました。

神様は「ではこの銀の斧を落としたのか?」と尋ねました。

再び木こりは正直に「いいえ、そんな立派な斧ではありません」と答えました。

そして神様は「ではこの鉄の斧か?」と尋ねました。

木こりは「それです、それが私の斧です」と答えました。

木こりが正直なことを喜んだ神様は、鉄の斧だけでなく、金の斧と銀の斧も木こりに与えました。

この話を聞いた欲張りな木こりは森へ行き、池に鉄の斧を落としました。

すると池の中から神様が現れて、「お前が落としたのはこの金の斧か?」と尋ねました。

欲張りな木こりは「そうです、それが私の斧です」と答えました。

すると神様は池に潜ってしまい、欲張りな木こりは自分の斧もなくしてしまいました。

いらすとや (www.irasutoya.com)

 

汚い心を持つ大人はどう感じるのか

この話を聞いた欲張りな木こり」の部分がとても気になってしまう。

正直な木こりが村に帰り、人に言いふらしているのではないかと思ってしまうほどだ。

しかも、「神様の質問に正直に答えるとよい」という1番大切な部分を意図的に伝えていない可能性すらある。

この正直な木こりが実は最もヤバい奴ではないのか。

 

「主人と犬」のあらすじ

男は旅に出かけることになりました。

男は着ていく服を選んだり、持っていく道具を選んだり、支度に大忙しでした。

やっと支度が終わり、男が玄関のところへ行くと、飼い犬があくびをしています。

男は「私が支度に忙しくしているのに、この犬はあくびをしている」と腹を立てました。

そして犬に向かって、「これから出かけようとしているのに、あくびなんかしていてどうするんだ」と言いました。

すると犬は男のほうを向いて言いました。

「とっくに支度はできていますよ、ずっと待っていたのは私の方です。」

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汚い心を持つ大人はどう感じるのか

いや、犬しゃべれるんかい!

どういう世界線での物語なの、これ?

ほんで犬がしゃべれるんだったら、主人が支度をしているときにアドバイスをしてあげるべきだろう。

愛がないやないか。

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