まる猫の今夜も眠れない

漫画、英語学習、お笑い、ふりかけ、四方山話

春の求人情報 【ゴリラタウン・ペーパー】

ゴリラタウン・ペーパーの新着求人情報

あなたの「やりたい」がきっと見つかる

今回は市バス沿線の新着求人特集!

春から新生活を始める方も必見の短期募集情報がどっさり!

いらすとや (www.irasutoya.com)

①助手 ②囮 

市バス「ゴリラ前」より徒歩5分

アットホームな雰囲気の会社です

給料: ①助手 時給 1,000円〜1,200円

    ②囮  時給 500,000円〜700,000円

時間: スタッフ登録をしていただき、必要なときに連絡をさせていただきます

条件: ①生命保険加入を必須とします

    ②生命保険加入は任意とします

資格: ①初任者研修があります

    ②特別な資格を必要としません

     毎日できる限りたくさんのご飯を食べておいてください。

備考: 社内禁煙

待遇: ①各種社会保険、マイカー通勤OK、交通費全額支給、賞与

    ②出社時に食事のサービス (食事は和洋中から選ぶことができます)

     帰れない場合があるのでマイカー通勤は禁止

     場合により2階級特進

仕事: 当社が経営する動物園から頻繁に虎が逃げることがあります

    おそらく檻が中古品であることが問題なのだと思います

    助手の方は社員が虎を捕まえる補佐をしていただきます

    囮のかたは虎を煽れるだけ煽っていただいて、虎が向かってきたら全速力で逃

    げていただきます

    なお、当社は丹精込めて虎を育てており、その足の速さには絶対の自信を持っ

    ております

いらすとや (www.irasutoya.com)

①捕獲班 ②麻酔班 

市バス「ゴリラ鍾乳洞」より徒歩5分

アウェーな雰囲気の会社です

給料: ①捕獲班 時給 1,000円〜500,000円

    ②麻酔班 時給 1,000円〜500,000円

時間: 週1日の勤務もOK

場所: 通常は作業場所は山奥となります

    会社から送迎バスが出ておりますのでご利用ください

条件: ①②未経験のかたは研修制度有り

資格: ①英検3級 (対象に日本語が通じない場合があります)

    ②看護師経験のある方は優遇

     猟銃を所持されている方は正社員待遇となります

備考: 社内恋愛禁止

待遇: ①②マイカー通勤OK、交通費全額支給

    実際に捕獲成功した場合は特別賞与がございます

    なお対象動物がどのような毒をもっているのかふめいのため、保険に関しては

    任意加入となります

仕事: 捕獲班の方は発見した対象動物を捕獲することが仕事となります

    麻酔班の方は発見した対象動物を麻酔銃で眠らせるか、睡眠薬を静脈注射して   

    いただくことが仕事となります

    なお対象動物はツチノコとなります

    未だ発見には至っておりませんが、実際に発見した場合は自分だけの手柄にし

    ようと仲間を裏切る誘惑にかられると思います

    できる限り自制心の強い方のご応募をお待ちしております

いらすとや (www.irasutoya.com)

この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。

 

空白の2日間 (2日目)

空白の2日間 (2日目)

前回の記事では1日目の状況を書かせていただいた。

とにかく頭痛、発熱、消化不良が酷く、僕は許される限りベッドで横たわっていた。

リングの上で真っ白な灰になったケンタウロスのように横たわっていた。

ただ昨年かかった新型コロナウイルスと較べると格段に苦しみが少なかったので、おそらく自分はコロナにはかかっていないとは思っていた。

いらすとや (www.irasutoya.com)

1日目の夜に奥様が頭痛薬を出してくれたおかげか、2日目の朝には熱が37°になることはなくなった。

薬は偉大だ。

体調が悪くなると何故か薬の存在を忘れてしまうが、もっと早く服用しておけばよかった。

胃の中はすっからかんで力が全くでないが、熱が下がればこっちのものだ。

いまだに何も消化ができないほど胃が弱ってはいたが、気持ちがしっかりしたためか「単なる食あたりだったのかな?」と思い、職場に向かった。

しかしいっこうに食欲は戻らず、再び物凄い勢いで飴を消費していく時間が続く。

職場の仲間は地方妖怪飴なめが再びやってきたと噂話をしていたことだろう。

まったく噂好きな連中だぜ。

いらすとや (www.irasutoya.com)

その日は無難に仕事をこなすことができたが、動きに切れがなかった。

40時間以上飴しか食べていないのだから完全にエネルギー切れだった。

それなのに全く食欲がわかない。

ヘロヘロになった僕を見て、職場の同僚が「何だか知らないがほかの人にうつるかもしれないから帰れ」「無理して今後に差し支えたらまずいから帰れ」「前から早く帰ってほしいと思っていた」などと優しいことばをかけてくれたので、2日連続で定時よりも前に帰ることになった。

まったくどれだけお人好しなんだよ。

そして僕は満を持してかかりつけのクリニックへと赴いた。

インフルエンザないしはコロナに罹患していないかを確かめるためである。

待つこと1時間、待合室の外に先生がやってきて僕の鼻に検査棒を突っ込む。

「陰性だね、ただの風邪だわ。」

先生はそう言って、処方箋を書いてくれた。

僕は「あれだけ苦しんだのにただの風邪?」とは思ったが、それよりも安堵のほうが大きかった。

ここで今週のファイナル・クエスチョンです。

僕がこのとき思ったことは何でしょうか?

いらすとや (www.irasutoya.com)

答えは簡単である。

僕が思ったのは「2日間何も食べていないわけだから4000キロカロリーくらいはとっても決して太らないだろう」ということである。

食い意地と意地汚さの螺旋構造が火を吹いた。

2日間で飴とお茶しか飲んでいないし、今もお腹の調子が本当に悪い。

しかもそれまでは小魚と煎り大豆だけを食べていた人間だ。

ハンバーガー10個くらい食べてもプラマイマイだろう。

ナウ・オア・ネヴァー。

自然と英語がこぼれる。

我ながら完璧な使用例だ。

そして僕はお弁当屋さんでチキン南蛮とチャーハン、そして愛するとりめしを購入して食べに食べた。

結果はどうなったか?

想像に容易だろう。

皆さんの予想通り僕は翌朝までにお腹を壊し、3日目の朝の次点で体調は2日目の朝の状態に逆戻りした

ちなみに3日目も夜に大盛り焼きそばを2人前食べたため、4日目も2日目の朝の体調でスタートしたことは言うまでもない。

我ながらクレイジーな胃袋だぜ。

空白の2日間 (1日目)

空白の2日間 (1日目)

僕は学校に遅刻しそうになるとフランスパンを口にくわえながら玄関を飛び出し、曲がり角で憧れの馬とぶつかりケンタウロスになるほどおっちょこちょいな人間だ。

したがって予約投稿を忘れることはある。

ただこの2日間記事を投稿しなかったのは理由があるのだ。

ことの発端は2日前の朝である。

出勤をしてしばらくすると自分の感覚と体の動きがずれている感覚に陥った。

浮遊感とも思えるような感覚である。

いらすとや (www.irasutoya.com)

これはまずい。

こういう感覚の時は得てしてよい状況ではないことは知っている。

しかもその日は人前でする仕事が3時間ほどあった。

念の為に奥様には「今日は家の手伝いが出来ないかもしれません」とLINEをしておく。

時が過ぎるに連れて、腹痛と吐き気と頭痛が強くなり、昼食も食べず飴ばかりをなめていた。

僕の凄まじい飴の消費スピードを見て、おそらく周囲の席の同僚は妖怪飴なめというあだ名で僕のことを呼んでいただろう。

量も1袋半 (約300円分) ほどなめていた。

飴のなめ過ぎは健康に悪いのは知っているが、今すでに僕の健康状態が悪いときはそんなことは言っていられない。

それからすっくと席を立ち、人前でする3時間の仕事現場に向かった。

僕の頭の中にはアルマゲドンのテーマ・ソングが流れていたことは言うまでもない。

ここで冒頭の文に戻る。

僕は学校に遅刻しそうになるとフランスパンを口にくわえながら玄関を飛び出し、曲がり角で憧れの馬とぶつかりケンタウロスになるほどおっちょこちょいな人間だ。

この文が素晴らしいと感じられる人はおそらく素晴らしい頭脳の持ち主だと思うが、世の中のマジョリティーにとっては理解不能な文であろう。

僕はこの文のようなことを3時間人前で話していたようだ。

まったく見上げたプロ根性だぜ。

そして僕は仕事を終えて自分の席に戻った。

いらすとや (www.irasutoya.com)

僕の憔悴具合を見て、上司も「定時前だけと帰れ」と言ってくれた。

同僚も「何かよくわからないけれどうつされた嫌だから帰れ」「そばにいると不気味だから帰れ」「息遣いが気持ち悪いから帰れ」などと優しい言葉をかけてくれたので、僕は定時より1時間早く職場を出た。

まったく温かい職場だぜ。

そして僕は何とか家に帰り、身の回りのことをしてベッドに横になった。

そして気絶に近い状態で僕は1時間ほど眠る。

目を覚ますと熱が37.8°まで上がってしまっていた。

発熱もさることながら、腹痛と吐き気に常に苦しまされた。

水分をとらなくてはと思い、かろうじて2階へと足を運ぶ。

いらすとや (www.irasutoya.com)

優しい奥様は僕が怠けすぎないようにと思ったのだろう。

洗濯物をたたむことや皿洗いなどの家事を残しておいてくれたことには涙が溢れてきた。

これが空白の2日間の1日目である。

【大人の嗜み】ビュッフェ・9つ仕切り・プレートを真剣に攻略する (SHUNRAI)

大人の嗜み

僕にはビュッフェにおいて料理を美しく盛り付ける才能が著しく欠如している。

元来意地汚く、何度も料理を取りに行くのが面倒な僕のような人間はビュッフェ・プレートに高々と料理を盛り付けて、ほかのお客さんから「バベル」とあだ名をつけられているだろう。

「バベル」ならまだしも「バビル」と言われている気配すらある。

「ロデーム」とでも叫べばいいのだろうか?

前回の記事ではこのビュッフェで高々と料理を積み上げる盛り方を「全力滅茶苦茶盛り」と名付けた。

そしてこの「全力滅茶苦茶盛り」を回避するために「スプリング・ハズ・カム」という盛り付け方法を発案させていただいた。

今回は少しだけ上級編である「SHUNRAI」という盛り付け方法を発案させていただきたい。

いらすとや (www.irasutoya.com)

まず使用するプレートは以下のようなビュッフェ・9つ仕切り・プレートとする。

そして盛り付けの説明のため、仕切りに①から⑨の番号を付ける。

① ② ③

④ ⑤ ⑥

⑦ ⑧ ⑨

「SHUNRAI」は文字通り春雷であり、プレート上には春の雲を切り裂くような稲妻が模されていないといけない。

そうなると③⑤⑦には稲妻を表すために黄色い食材を盛り付ける必要がある。

しかし単純に黄色い食材を盛り付けるだけでは空高く走る稲妻を表すことはできない。

よって③⑤⑦にはまず↙の方向にポテトを起き、ベクトルを示す必要がある。

次にそのポテトの上に↙の向きでフライをおいてそこにタルタルソースをかければ閃光を模することができる。

① ② 

④  ⑥

 ⑧ ⑨

①②④では雲を表す必要があるため、そこにはもやしを盛り付ける。

もやしはまっすぐ盛り付けるのではなく〰のようにやや曲げて盛り付けることで雲のうねりを表すことができる。

また敷き詰められたもやしの上に、半円状の玉ねぎのスライスを∪のように盛り付けることで雲を立体的に表すことができる。

そしてそこにシーザーサラダドレッシングをかければ雲の出来上がりだ。

① ② 

  ⑥

 ⑧ ⑨

残る⑥⑧⑨において春を感じさせなくてはならない。

「スプリング・ハズ・カム」と同様、最後に⑥⑧⑨には桜えびを散りばめて、雨で散りゆく桜を表すことは必要不可欠だが、まずは下地を考えなくてはならない。

やはり春といえば植物の芽吹きを想起するわけなので、⑥⑧⑨にはレタスを敷く。

その上にローストビーフを花のかたちで盛り付ければ「SHUNRAI」は完成となる。

したがって⑥⑧⑨ではレタスによる淡い緑色の上にローストビーフの赤が灯るわけだが、そのような複雑な色合いを簡易的に出すことは不可能なので、⑥⑧は緑、そして⑨は赤で着色する。

① ② 

  

  

以上の手順を踏むことで「SHUNRAI」は完成となる。

「スプリング・ハズ・カム」と比較するとやや盛り付けに落ち着きがない感じがするのが特徴である。

春の盛り付け例ばかりになってしまっているので、次回は違う盛り付けの発案をさせていただくことにしよう。

読者様の誰かがビュッフェで自分と同じ盛り付けをしている人と出会い、恋に落ちるその日まで、この攻略は続けていきたい。

 

美しく盛り付けたら美しく食べきろう。

ストップ、フードロス!

ぐーにゃん猫の誤った日本語講座【語彙編】(「の」から「は」)

誤った日本語講座

皆様、ごきげんよう

誤った日本語講座の講師ぐーにゃん猫です。

ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、そして絵文字など様々な文字が使われることから、日本語は習得が大変難しいと言われております。

比較的自由な語順や主語を省く現象など文法面でも初学者にはかなり難しい側面があります。

そのほかに現代日本語では単語を省略する傾向もあり、そのことも理解を阻害する要因となっています。

この講座は「正しくない日本語を学び、そのような表現をしてはいけないということを知る」ことが目的となっています。

本日は「の」から「は」までの語彙に関する間違った日本語を学びたいと思います。

いらすとや (www.irasutoya.com)

1. 農村痴態

これは社会の常識にとらわれない男が農村で自らの100%をさらけだしている状況を表すものではありません。

正しい日本語:農村地帯

 

2. NO!リンス、胃酸少

これはリンスをしなかったら胃酸が出る量が少なくなったという事実に基づかない誤情報を表すものではありません。

正しい日本語:農林水産省

 

3. 野辺妻、食う梨

この表現は野辺さんの奥様が梨を平らげているときにお寺の鐘が鳴っているという情緒あふれる状態を指すものではありません。

正しい日本語:のべつ幕なし

 

4. ノリス、TEL!

この表現はチャックさんに「早く電話をよこせ!」と迫っているものではありません。

正しい日本語:乗り捨てる

 

5. パー・キング

この表現はパーの王様、キングオブパーを指すものではありません。

正しい日本語:パーキング

いらすとや (www.irasutoya.com)

6.  端ラッセ

この表現は部屋の端っこに誰かがいると思い、目を凝らして見てみるとその方はクロウさんであったという状況を指すものではありません。

正しい日本語:走らせる

 

7. は!?尻抜ける?

この表現は尻と自分とは一心同体だと思っていたのに、自分のお尻がまさかのカートリッジ式であったということを知って哀しみにくれている状況を表すものではありません。

正しい日本語:走り抜ける

 

8.  ハム買う

この表現はお歳暮に何を買えばいいか解らず、さんざん売り場を歩き回った結果、やっぱり「これしかない」と思った人間の口から漏れることばではありません。

正しい日本語:歯向かう

 

9. 覇王、食いしバル

これは仰げば尊しの中にあるはずがない歌詞ではありません。

正しい日本語:歯を食いしばる

 

10. 花井、気をうかがう

この表現はZ戦士である花井が遠くから超高速で飛んでくる敵の気を感じている状況を指すものでは有りません。

正しい日本語:鼻息を伺う

 

11. パンダ倶楽部

この表現はどこのメーカーが作ったかわからない一見可愛らしいパンダを集めたグッズに書かれている文言ではありません。

正しい日本語:パンタグラフ

 

この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。

【ほのぼのストーリー】猫のはなし (キャットちゃんのケース)

キャットちゃんのケース

何を言っているかわからないまえがき

今回のお話は以前書いたかもしれない記事をリメイクしたものだ。

ともすれば実在しないかもしれないものをリメイクすることができるのかは些か疑問ではある。

(仮にあったとして)以前の内容と食い違う部分があるかもしれないが、記憶を元に再現しているので何卒お許しいただきたい。

 

猫は見た

僕はかろうじて車が通れないような細い路地が好きだ。

そこをゆっくりと自転車で通ることに喜びを覚える。

何と言うか血液が体の中を巡っているような感じを得られるのだ。

そして僕は猫が好きだ。

猫が真面目に何かを見つめている姿がたまらなく愛おしい。

今回はこれらの僕の好きなもの2つが揃ったお話だ。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

その日も仕事帰りに自転車に乗っていると、通ったことがない路地を発見した。

未だにそんな道があることに少し感激していた。

多分無意識に最短距離を通って通勤しているからだろう。

そしてその路地の先でキャットちゃんを見つけた。

僕とキャットちゃんの距離はかなりあった。

ちなみにキャットちゃんというのは仮名だ。

キャットちゃんはおそらく飼い主と思しき人物を見つめていた。

その瞳はただただ澄んでいた。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

キャットちゃんは身じろぎ1つせずにその場に佇んでいた。

もう可愛くて仕方がない。

猫を愛し、猫からは愛されない男がときめく瞬間だ。

気になったので僕もキャットちゃんの曇り1つない視線の先を見てみる。

そこには傾いた家庭用のバスケットゴールがあった。

そして飼い主はそれを必至で支えていた。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

キャットちゃんはただただその光景を見つめていた。

飼い主と思しき人は大声で家族を呼んでいた。

何ですか、この状況は?

え、これ助けた方が良いの?

僕は理解しがたい状況を前に戸惑っていた。

その間もキャットちゃんは飼い主を見つめていた。

まさにあなただけ見つめてる状態だ。

僕が駆けつけるよりも早く家の中から家族と思しき人達が出てきて、バスケットゴールは無事に修繕された。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

時間にしてみれば2、3分の出来事だった。

僕がその場所を通り過ぎて振り返ってもキャットちゃんは飼い主を見つめていた。

そして僕は猫の手も借りたいときが来ても、猫は手を貸してくれないことを知ったのであった。

 

※ 猫を愛する。

白雪

白い雪のような

僕だけだと思うのだが、ブログを書く上で「ネタ切れ」の次の困るのが「タグ」だったりする。

記事の終わりにタグが現れるわけだが、僕はこのタグをつけるセンスが皆無なのだ。

検索されやすいタグをつけておけば、記事が人から見られやすくなったりするのだろうが、そんなことは御構い無しに次々と世界に一つだけのタグが作られていく。

そもそもそのワードを検索する人などいないほどの怪物タグが記事の最後で待ち構えている。

何が哀しいかと言えば、ボケているわけではなく、それらは真面目につけたタグであるという事実が哀しい。

ここにまともなタグがないのが寂しいのじゃなくて、ここにまともなタグがないと思うことが寂しい。

しかし今回はそんな話ではない。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

あなたはどのようにしているのだろうか。

 

ある日僕はお鼻の手入れをしていた。

お鼻の中をツルツルにするのが好きなのである。

自分を自然界に溢れるウイルスの脅威にさらしていることは重々承知だがツルツルが好きなのだ。

自分がツルツルに取り憑かれた畜生であることは解っているが、もはやツルツル欲求が止められないのだ。

そこで1本の白い毛を見つけた。

鼻の中の白髪だ。

僕もそんな歳になったのか。

「ついこの前まで産湯を使っていた人間に鼻の中に白髪が生えたのか」と感慨深い気持ちになった。

そして何気なく鏡を見てみる。

もみあげにも白髪が混ざっていた。

けっこう大量だ。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

現在僕の毛量は凄まじいものがある。

音楽室にある肖像画をイメージすればわかりやすい。

ただあれら音楽家はウィッグであるのに対して僕は地毛だ。

ここ10年ベリーベリーショートを貫いてきた人間であるが、奥様の「地肌が見えるのが気に入らない」の一言で長髪にしなくてはならなくなった。

だからトップはこんもり黒ぐろしているのに、もみあげは白いというツートンカラーおじさんになっている。

それがいやで床屋に行くわけだが、もみあげが1週間もすればまた白くなってしまう。

そしてまた床屋に行くが、再び白髪もみあげ軍に僕の顔の両サイドが占拠されるということに繰り返しだ。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

正直これは結構なストレスだった。

したくもない長髪にさせられているだけでなく、望まない白髪も生えてくる。

ダイ・ハード」の主人公みたいな髪型にしたい欲求が高まり、居ても立っても居られない。

取り敢えず白髪だけでも何とかしようと試行錯誤をし始めた。

現在さまざまなヘアカラーを試しているので、もしもそれで僕の白髪問題が解決したら記事にして紹介したい。

いつまでも記事にならなければ、僕はツートンカラーのままであるわけなので、もしも街で出会ったら「よっ、ツートン動物記」とでも読んでいただければ幸いである。

 

街で知らない人に声をかけてはいけません。