「秋風に口づけを」と「春が来れば君は」のインターミッション
いけると思ったわけだ。
いや、ちくわパンの感想ではない。
そもそもちくわパンは食べたことがない。
恋愛物語のことである。
僕の恋愛物語は自分としてはかなりお気に入りなわけだ。
「どこをどうすればそう感じることができるのか?」と不可思議に思われる読者様もおられるかもしれない。
けれどもそう思ってしまったのだから仕方がない。
「決して恋愛物語ではない」とおっしゃられる読者様もおられるかもしれない。
それは確かにそうかも知れないが、途中までは刹那い恋の模様が描かれるではないか。
ということで早速「秋風に口づけを」の続編「春が来れば君は」を執筆することになった。
ちなみにであるが、「秋風に口づけを」のラストは実はフィクションである。
実際には僕の鼻水が脳髄のように溢れ出たのではなく顎が外れたというのが真実である。
顎が外れたことがある人は解ると思うが、大陸間弾道ミサイルでも発射するかのような表情になる。
しかし「流石にこれは嘘だろう」と読者様に思われるのが怖く、より真実味があるラストに変えてしまったことをここに告白する。
思い悩んだ挙げ句、(ミミコではない)友達以上恋人未満の女性と遊園地に行ったときに疾風怒濤の勢いで鼻水が発射されたことを思い出し、それをラストとした。
「いや、ほかの女性の前では鼻水が勇往邁進したんかい!」と問われれば、サザ◯さんのお父さんのように「左様」と答えることになるだろう。
斯々然々で僕は「春が来れば君は」を執筆するに至ったわけだ。
ちなみに「春が来れば君は」のラストは「夏空に流れ星」同様にフィクションではない。
「フィクションであれ」と願ってもノンフィクションにほかならないのは哀しい限りだ。
脚色した部分はもちろんあるのだが、それをここで挙げるのは野暮というものなので、読者様にはそんなことは気にせず読んでいただけると幸いである。
面白いかどうかはさておき。
ただしそのラストは今までの雰囲気とはかなり異なる衝撃的なものなので、ドロドロした物語が得意ではないかたはぜひとも読まないようにしていただきたい。
僕は会社では誰からも必要とされていないが、読者様には不快な気持ちになってほしくないのである。
それでは近日配信される「春が来れば君は」に興味を持ってくださるかたには乞うご期待。
悪い意味で期待を裏切る作品であること請け合いである。
この記事は当然のことながらフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。