高校生に戻ったらしたいこと
※この記事は以下のものの続きです。
maruneko-cannot-sleep.hatenablog.jp
僕は高校生に戻ったらしたいことは2つあって、1つは数学ハイを再び味わうことであり、もう1つは国語の攻略だ。
前回、数学ハイの話をさせてもらったので、今回は国語の攻略について語らせていただきたい。
僕はアメリカの高校に通っていた。
1日の授業は8限まであったと思う。
僕の高校は時間割を自分で決められたことは前回触れているが、その時間割の中に空き時間も設定できた。
例えば1限は授業、2限は図書館で自習、3限と4限は授業で、5限にカフェテリアに行き昼食を摂り、6限、7限、8限と授業を受けるという時間割も可能であった。
だから昼食の時間も生徒ごとに違っていた。
ちなみに各授業の間の時間は4分だった。
校舎が広いので、その4分は走って移動をしていた。
友達と談笑したりすることは不可能で、かろうじてトイレに行けるかというものだった。
たしか僕は4限を昼食の時間に充てていて、最初はカフェテリアで昼食を摂っていた。
しかし、贅沢なのはわかっているけれど、どうにもそこで提供されるものが口に合わず、リンゴなどを食べて、図書館で宿題をしていた。
話を本題に戻す。
数学の授業が終わって、簡単な昼食を摂り、僕は最初の国語の授業に出席した。
数学の授業で感じた恍惚状態が続いていたのだろう、ウキウキウォッチング♪と口ずさんでいた。
ちなみに当然ながら国語の授業はアメリカでは英語のことを指す。
僕は中学時代は英語は好きではなかったが、点数は良かったので、数学よりもイージーモードだと思っていた。
教室に入り、先生から1番後ろの席に座るように指示される。
さぁ、この授業も数学のように僕を楽しませてくれるのかい?
完全に調子に乗っていた僕は、ピッチャーを煽るランナーのようになっていた。
教科書が貸し出され、一部を読んで意見を言うように指示が出される。
どれどれ、どんなもんですか、と。
まさかの古典だ。
そして僕は途方に暮れる。
単純に英語でも難しいのに、古典て。
いや、厳密には古英語というほど古くはなく、18世紀くらいの英語で書かれていた。
まず動詞がどれかわからない。
辞書を持ってくれば良かった。
その日の授業は何とか終わり、スクールバスに揺られる。
これは予習をしておかないといけない。
そう考えて、家に着くやいなや明日の授業範囲を読んでおく。
う〜ん、辞書にも載ってない単語が多い。
調べて辞書に載っている単語の意味をノートに写した。
予習は充分ではなかったが、少しはマシになるだろうと思って次の日の授業にいどんだ。
さあ、来い、教科書の単語は調べてきてあるぞ。
先生はおもむろにプリントを配りだす。
昨日の授業とは関係のない単語テストが行われた。
意味が書かれているので、それに合う単語を書けというものだった。
まず意味を説明している英文が難しい。
そして何よりもアメリカの高校生が知らないような単語が答えだった。
この後も国語の授業は手を変え品を変え僕の対策をかいくぐってきた。
高校生に戻れるならば、次こそはこの国語の授業の攻略をしたい。
できなかったままで終わったのが、今も僕を歯痒い気持ちにさせる。